【タイ】民間合同委、22年のGDP予測を据え置き

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)とタイ商工会議所連盟(BOT)、タイ銀行協会(TBA)の3団体で構成する民間合同委員会(JSCCIB)は2日、2022年の国内総生産(GDP)成長率の予測を前年比3.0〜4.5%と発表し、前月の予測から据え置いた。

一方、エネルギー価格の上昇を受け、インフレ率の予測を1.5〜2.5%と、前月(1.2〜2.0%)から上方修正した。

インフレ率が大きく上昇すれば、経済成長の妨げになると懸念。消費者の購買力のほか、観光業にも影響を与えると指摘した。輸送部門に影響を与える軽油の小売価格を1リットル当たり30バーツ未満に抑制する必要があると訴えており、民間企業にも生鮮食品の価格据え置きなどで協力するよう求めた。

一方、輸出額の伸び率は3.0〜5.0%と予測し、前月から据え置いた。製造業の供給網に対する新型コロナウイルス変異株のオミクロン株の影響は小さく、輸出は堅調に推移するとみている。


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