【ベトナム】30年までの港湾開発、313兆ドンを投資

【亜州ビジネス編集部】

政府は2021〜30年に313兆ドン(約1兆6000億円)規模の港湾開発を進める。ファム・ミン・チン首相が承認した「2050年を見据えた21〜30年の港湾開発計画」に記したもので、港湾の規模拡大と効率性向上を図る。ベトナム・インベストメント・レビューが伝えた。

全国の港湾を規模や用途、地域によって分類し、各グループの港湾を水路や鉄道、道路でアクセスしやすいよう整備する。グループは5つあり、例えば北部のハイフォン市、クアンニン省、タイビン省、ナムディン省、ニンビン省から成る第1グループは、港湾の貨物処理能力を年平均5.0〜5.3%増やして30年までに3億500万〜3億5700万トン、旅客処理能力を年平均1.5〜1.6%増やして30年までに16万2000〜16万4000人にする。

ホーチミン市とドンナイ省、バリアブンタウ省、ビンズオン省、ロンアン省の南部省市を含む第4グループでは、港湾の貨物処理能力を年平均3.5〜3.8%増やし、30年までに4億6100万〜5億4000万トンとする。

ベトナム港湾協会(VPA)のホー・キム・ラン事務局長は、港湾開発計画が緻密な計算に基づいて作成されたと評価。主要な港湾を鉄道で結ぶことは重要で、渋滞を解消し、効率化向上を図れるとしている。


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