【インドネシア】自動車の奢侈税減免、現調率80%以上など条件

【亜州ビジネス編集部】

政府は、今年9月末までの延長を決めた一部自動車に対する奢侈税(PPnBM)の減免措置について、詳細を発表した。一部の車両では部品の国内調達率が80%以上であることが一つの条件になる。CNNインドネシアなどが伝えた。

排気量が1500cc以下で、価格が2億〜2億5000万ルピア(約160万〜200万円)の車両については、部品の国内調達率が80%を超えていることを条件に、第1四半期中は奢侈税を半減する。このクラスの奢侈税率は通常15%で、3月末までは7.5%となる。4月以降は15%に戻す。

低価格・低燃費のローコスト・グリーンカー(LCGC)については、価格が2億ルピア未満の車両を対象に9月末まで奢侈税を減免。通常3%の奢侈税を3月末まで免除した後、第2四半期には1%、第3四半期には2%へと徐々に引き上げ、第4四半期には通常の3%に戻す。

政府は昨年3月、新型コロナウイルス禍下で停滞した中所得層の購買意欲を刺激する狙いで新車の奢侈税減免を開始。いったんは予定通り同年8月末で終了したが、商業省が継続を要請する中、さらなる消費刺激に向けて昨年末まで期限を延長。さらに今年9月末まで延長することを決めた。


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