【ベトナム】21年のスマホ市場、12%増の1590万台

【亜州ビジネス編集部】

米調査会社IDCの1日発表によると、2021年のベトナムのスマートフォン出荷台数は前年比11.9%増の1590万台だった。新型コロナウイルス対策の規制が緩和された第4四半期には、前四半期比107.3%増、前年同期比31.6%増と大きく伸びた。

21年の出荷台数のうち、多くが第4世代(4G)通信対応モデルだった。21年7月から第2、3世代(2G、3G)モデルの輸入が禁止されたことで弾みが付いた。

ブランド別にみると、韓国のサムスン電子が530万台でトップ。前年比27.1%増で、市場シェアは前年の29.3%から33.3%に拡大した。

2〜4位は中国ブランドで、2位はOPPO(オッポ)の280万台。前年比2.3%増と台数を伸ばしたものの、シェアは19.1%から17.5%に縮小した。

3位は小米科技(シャオミ)で70.9%増の200万台(シェア12.7%)

4位はvivo(ヴィーヴォ)で29.4%増の190万台(シェア11.7%)だった。

5位は米アップルで66.2%増の140万台。シェアを6.0%から8.9%に広げた。

IDCは、22年のベトナムのスマホ出荷台数が東南アジアで最も高い伸びを記録すると予想。2〜3Gモデルの利用者が4〜5Gモデルに買い替えることで需要が高まるとみている。


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