【インドネシア】2月の小売売上高13%増、5カ月連続拡大も伸び鈍化

【亜州ビジネス編集部】

インドネシア中央銀行は11日、2022年2月の小売売上高指数(RSI、2010年=100)が200.0となり、前年同月比で12.9%上昇したと発表した。前年同月を上回るのは5カ月連続。ただ伸び率は前月の15.2%から減速した。

7部門のうち上昇率がプラスだったのは3部門のみだったが、価格上昇を受けて「車両用燃料」が55.1%、「食品・飲料・タバコ」が21.3%と2桁の伸びを記録した。また、アパレルを含む「その他用品」が5.4%だった。下げ幅が最も大きかったのは「家庭用品」でマイナス22.8%。前月のマイナス20.4%から拡大した。ほか「情報通信機器」がマイナス15.5%と2桁の落ち込み。「車両部品・アクセサリー」はマイナス5.3%だった。

RSIは前月比で4.5%低下。2カ月連続のマイナスとなった。全部門がマイナスで、「車両部品・アクセサリー」がマイナス10.6%で最も下げがきつかった。

中銀はRSIが3月に前年同月比8.6%上昇したと推定。前月比でも2.0%上昇したとみている。


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