【タイ】工場排ガスの監視強化、設備の設置義務を拡大

【亜州ビジネス編集部】

スリヤ工業相は16日、工場の排ガス監視を強化することを明らかにした。連続排ガス監視システム(CEMS)の設置義務に関する省告示を改正し、10日付で官報に記載。より多くの工場が設置対象に含まれることが決まった。新設工場は来年6月10日以降、既存工場は2024年6月10日以降の設置が義務付けられ、対象工場は600カ所以上に増える。プラチャーチャート・トゥラキットが伝えた。


工業省工場局が各工場のCEMSの数値を24時間体制で監視する。新たな省告示では、設置対象を◆出力10メガワット(MW)以上の発電所◆製油所◆製鉄所◆セメント工場◆製紙工場――などと規定。これまでは対象を東部ラヨーン県のマプタプット工業団地やパデン工業団地、アジア工業団地などで操業する工場に限っており、昨年初めの時点で設置数は約80カ所だった。


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