【タイ】22年のGDP予測、3.1%増に下方修正=UTCC

【亜州ビジネス編集部】

タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センターは16日、2022年の国内総生産(GDP)成長率の予測を前年比3.1%と発表し、これまでの予測(4.2%)から下方修正した。ロシアのウクライナ侵攻やエネルギー価格の上昇などが下半期の成長にマイナスの影響を与えるとみている。同日付プーチャッカーンなどが伝えた。


中国の新型コロナウイルス対策など先行き不透明な状況が続く中、今後もし国内軽油価格と金利が上昇した場合、GDP成長率が2.3〜2.9%にとどまる可能性もあると予測した。一方、入国規制の緩和が進んでいることや、政府が景気対策を実施していることなどがプラス要因になるとみており、軽油価格が低下して輸出と観光業が堅調に推移した場合は、3.5%に達するとの見方を示した。

このほか、輸出額の伸び率は5.4%から6.3%に、インフレ率は1.5%から6.0%にそれぞれ上方修正した。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る