【タイ】電気・電子の輸出、22年は4%増に減速=EIC予測

【亜州ビジネス編集部】

サイアム商業銀行(SCB)傘下の調査機関であるエコノミック・インテリジェンス・センター(EIC)は、2022年のタイの電気・電子産業の輸出額が前年比4.1%増の730億5000万米ドルにとどまるとの予測を発表した。需要は堅調に推移するものの、世界経済の減速や半導体不足、生産コストの上昇などが足かせとなり、21年(16.5%増)から伸びが鈍化するとみている。

種類別の輸出額

◆電子部品(プリント回路基板や集積回路など)=9.3%増の165億5700万米ドル

◆電子製品(パソコンやスマートフォンなど)=3.3%増の165億800万米ドル

◆電気製品(エアコンや冷蔵庫など)=3.5%増の130億2200万米ドル――などと予測。

特に医療分野や、自動化が進む製造などの分野で、電子部品の需要が伸びると見込んでいる。

一方、21年の輸出額は種類別で、◆電子部品=8.2%増◆電子製品=14.7%増◆電気製品=20.8%増――などだった。新型コロナウイルス流行を背景に在宅勤務や遠隔授業の動きが広がり、パソコンなどの需要が高まったことで大きく伸びた。


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