【ベトナム】高級車の販売好調、上期は3割増の7181台

【亜州ビジネス編集部】

高級者市場が急成長している。ベトナム登録局(VR)によると、2022年上半期の主要7ブランドの販売台数は7181台で、前年同期から33.7%増加した。ベトナムネットが4日付で伝えた。


販売が最も多かったのはメルセデス・ベンツで3929台。前年同期から27.9%増加した。これにレクサスが966台(30.2%増)、ボルボが852台(81.7%増)、BMWが661台(27.1%増)、ポルシェが411台(134.9%増)、アウディが254台(8.1%増)で続いた。ランド・ローバーは35.2%減の108台と、主要ブランドでは唯一減少した。

業界アナリストは、22年上半期の販売は新型コロナウイルス流行前の19年上半期を上回ったと指摘。一方、部品不足もあって成約から納車までの期間がほとんどのケースで6カ月を超えたとしている。

なお国内で組立生産する高級車はベンツの一部モデルのみ。Cクラス、Eクラス、Sクラスのセダンと、GLCのスポーツ多目的車(SUV)が組立生産されている。22年5月末まで国産車の自動車登録料が半減されていたこともあり、ベンツの販売がとりわけ多かった。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る