【タイ】8月の産業景況感指数、コロナ後で最高に

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)が13日発表した2022年8月の産業景況感指数(100以上が好感)は90.5となり、前月から1.5ポイント上昇した。3カ月連続で上昇し、指数は新型コロナウイルスの影響が出始めた20年2月以降の2年7カ月で最高を記録。新型コロナ対策の活動制限の緩和が進んだことなどがプラスに影響した。

クリアンクライ会長は指数上昇の要因として、入国規制の緩和による内需の回復や、政府が国内旅行促進策を実施していることなども挙げた。業種別では自動車や衣類、食品などで指数が上昇。一方、鉄鋼や電気・電子などは低下した。

3カ月後見通し指数は99.5となり、前月から0.8ポイント上昇。国内外での観光業の回復に期待が高まり、4カ月連続の上昇となった。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値。100を上回れば「好感」とされる。今回の調査対象は製造業1304社。


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