【タイ】中国BYD、SUVのEV「ATTO3」を正式発表

【亜州ビジネス編集部】

電気自動車(EV)中国最大手、比亜迪汽車(BYD)の販売代理店であるレバー・オートモーティブは10日、小型スポーツ多目的車(SUV)のEV「ATTO3」(中国名「ユアン(元)Plus」)を正式発表した。BYDがタイ市場に投入する初の乗用車で、中国から輸入。補助金交付と減税を柱とする政府の電気自動車EV振興策を適用した販売価格は119万9900バーツに設定した。


来月1日に予約受け付けを開始する。年内に5000台を納車する予定。BYDが開発した容量60.4キロワット時(kWh)のリチウムイオン電池「刀片電池(ブレード・バッテリー)」を搭載し、1回の充電で最大480キロメートル走れる。最高出力は201馬力。フル充電までの所要時間は一般家庭のAC(交流)式で約8時間30分で、DC(直流)式の急速充電器にも対応する。

BYDは東部ラヨン県に年産能力15万台の工場を建設する計画。2024年第3四半期までに稼働させる方針を表明している。


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