【中国】9月の半導体リードタイム26.3週、過去数年で最大の縮小

【亜州ビジネス編集部】

半導体のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)が引き続き縮小している。サスケハナ・インターナショナル・グループ(SIG)の調査によると、9月時点のリードタイムは平均26.3週間となり、8月の27週間から4日間短縮された。ここ数年で最大の縮小となり、半導体の供給不足が緩和されつつあることを示している。ブルームバーグ通信など複数メディアが18日伝えた。

リードタイムの短縮は5カ月連続。サスケハナのアナリストによると、9月は全ての製品カテゴリーでリードタイムが短縮され、中でも電源管理IC、アナログチップで改善が目立った。

昨年は世界的な半導体不足によって、自動車など幅広い業界が困難に直面した。ただ足元では、多くのチップメーカーが在庫増大の懸念に直面。パソコンなどの販売減速により、インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の需要は予想を下回っている状況だ。AMDが今月6日に発表した第3四半期(7〜9月)の売上高は市場予想を10億米ドル以上も下回り、インテルは不振に対処するため数千人規模の人員削減を検討中と報じられている。


亜州ビジネスChina
https://ashu-chinastatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る