【タイ】GSIクレオス、食品着色料工場に出資

【亜州ビジネス編集部】

繊維や工業製品を手掛ける商社のGSIクレオス(本社:東京千代田区)は25日、マメ科の植物「バタフライピー」を原料とする食品着色料の加工工場に出資すると発表した。

ツジコー(本社:滋賀県甲賀市)がバンコクに立ち上げた工場で、来月下旬の稼働開始を予定。同社との連携で原料調達から生産、販売までの体制を整備し、拡大する天然着色料需要を取り込む。

バタフライピーは飲料などに使われる青色着色料の原料になる。GSIクレオスは、ツジコーが設立したアンチャン・ナチュラルブルー(本社:バンコク)に出資。原料となるバタフライピーの乾燥花の供給や加工後の殺菌粉末の販売を担当する。自社が各国に持つ拠点を活用し、欧米やアジアで拡販を進める。

バタフライピーの着色料は退色性や熱耐性などに優れており、世界市場は2021年の1億200万米ドル規模から29年に1億6000万米ドル規模に拡大する見通しという。GSIクレオスは2018年に乾燥花の取り扱いを開始し、ツジコーに納入してきた。


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