【中国】22年の新車販売2%増、全国2680万台へ=汽車工業協会

【亜州ビジネス編集部】

2022年の新車マーケットは、中国全体で2680万台(商用車330万台、乗用車2350万台)に上る見通しだ。前年比で2%の伸びを見込む。

11月の新車販売動向が例年よりも低調に推移している点を踏まえたもの。今年8月時点の予想(3%増)からは1ポイントの下方修正となる。中国汽車工業協会が9日に報告した。

商用車の販売不振が重し。年間で35.3%減の330万台に落ち込むと分析した。これ以前の予測(400万台)から下方修正している。

一方、乗用車の22年販売に関しては、前年同期比9.4%増の2350万台を想定。これ以前の予測(2300万台)を引き上げた。新エネルギー自動車(NEV)販売は90.3%増の670万台に上ると想定している。

23年の中国新車マーケットにも言及。前年比3.0%増の全国で2760万台(商用車15%増の380万台、乗用車1.3%増の2380万台)に達するとの見方を示した。うち商用・乗用NEVの国内販売については、前年比35%増の900万台に上るとみている。

再び需要が鈍っている
中国汽車工業協会は9日、今年11月の新車販売台数が前年同月比7.9%減の232万8000台に縮小したと発表した。マイナス成長は今年5月以来、6カ月ぶり。乗用車減税が実施された6月以降はプラス成長を回復していたが、再び需要が鈍っている。1〜11月の累計では、全体の販売台数が前年同期比3.3%増の2430万2000台で推移した。


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