【ベトナム】サムスンが東南ア最大のR&D拠点開所、2億ドル投資

【亜州ビジネス編集部】

サムスン電子ベトナムは23日、ハノイ市タイホータイ都市区で、東南アジア最大規模となる研究・開発(R&D)センターを開所した。2億2000万米ドルを投じたもので、同社のR&Dセンターはベトナムで2カ所目。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、第5世代(5G)通信などのR&Dを手掛ける。VNエクスプレスなどが同日付で伝えた。

1万1600万平方メートルの土地で2020年3月から建設を進めてきた。地上16階、地下3階建てで、総面積は7万9000平方メートル。これまでの報道によると、ベトナムで研究員を800人増やし、3000人以上とする。

同社はベトナムに投資する外国直接企業(FDI)企業の中で投資額が最大。総額200億米ドル近くに上っており、スマホや家電を製造する。スマホでは世界生産の半分をベトナムに集約。また今年8月には半導体製造も現地で行うと表明しており、来年7月にも生産を開始する。

なお1カ所目のR&Dセンターはハノイ市カウザイ区に位置。モバイル機器に特化した研究を行っている。


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