【タイ】22年の広告支出9%増、3年ぶりプラス

【亜州ビジネス編集部】

米調査会社ニールセンがまとめた2022年の国内の総広告支出は、前年比9%増の999億7900万バーツだった。

型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進み、3年ぶりに前年を上回った。

媒体別

△ラジオ=5%増の34億5600万バーツ

△雑誌=4%増の6億3700万バーツ

△映画=117%増の77億3000万バーツ

△屋外=29%増の78億5900万バーツ

△交通=77%増の63億9400万バーツ

△店内=32%増の9億200万バーツ

▼テレビ=1%減の620億9700万バーツ

▼ケーブル・衛星テレビ=43%減の5億6700万バーツ

▼新聞=4%減の24億1200万バーツ

「デジタル」は増減を算出しておらず、79億1000万バーツだった。


企業別の広告支出は、消費財大手の英蘭系ユニリーバ・タイ・ホールディングスが18%減の37億5500万バーツでトップ。米消費財大手プロクター&ギャンブル(P&G)が8%増の24億3600万バーツで2位、スイス系食品・飲料大手ネスレ(タイ)が20%減の23億8700万バーツで3位だった。

日系では、いすゞ車の販売会社トリペッチいすゞセールスが56%増の13億2900万バーツで8位、タイ国トヨタ自動車(TMT)が3%増の13億1900万バーツで9位に入った。

12月の総広告支出は前年同月比4%減の85億2600万バーツだった。前年割れは9カ月ぶり。テレビ、ケーブル・衛星テレビ、新聞、映画の4媒体がマイナスだった。


亜州ビジネスASEAN
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