【タイ】軽油減税を7月まで延長、閣議で承認

【亜州ビジネス編集部】

政府は軽油の物品税を5バーツ引き下げる措置を7月20日まで2カ月延長する。14日に閣議承認した。5月20日までの予定だったが、企業や消費者の負担を軽減するため延長を決めた。月間100億バーツの税収減となる見通し。

原油高を背景とする製造業の生産・物流コスト上昇などを受け、政府は昨年2月18日に軽油物品税の減税を開始。同年5月20日までの3カ月間は3バーツ引き下げ、以降は引き下げ額を5バーツに拡大した。当初は7月20日までの予定だったが、その後4回にわたって延長し、今回は5回目の延長となる。

政府は昨年4月末まで、減税と補助金拠出で軽油の小売価格を1リットル30バーツ未満に抑えていた。5月以降は補助金が減額され、今年3月14日時点で軽油価格は33.94バーツまで上昇している。


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