【ベトナム】国産車の特別消費税、納税期限を5カ月延長

【亜州ビジネス編集部】

政府は、国産車メーカーに対して特別消費税(SCT)の納税期限を5カ月遅らせると発表した。新車市場低迷で自動車メーカーが困難に陥る中、支援策を講じるもので、2020年以降で同様の措置は4度目となる。VNエクスプレスが22日付で伝えた。

6〜9月に支払い期限が到来するSCTについて、11月20日に期限を延ばす。新車販売が低迷する中、期限延長を求めていたベトナム自動車工業会(VAMA)の要望を飲んだ格好。

SCTは、9座席以下の乗用車には車体価格の45〜60%、10〜24座席のバスには10〜30%、電気自動車(EV)には1〜15%を課税。政府は昨年、総額9兆6000億ドン(約580億円)のSCT支払いの期限を延長している。

なお政府は、7月1日から年末まで、国内で生産または組立生産された車両について、自動車登録料を半額化することも決定している。


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