【タイ】6月の失業率0.9%に低下、失業者数15万人減

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2023年6月の失業率は0.9%となり、前月比で0.4ポイント低下した。失業者数は36万400人となり、15万4700人減少した。

地域別の失業率は、中部と北部、東北部の0.8%が最も低く、中部は前月の1.6%から低下。北部も1.0%から低下した。東北部は0.6%から上昇した。他の地域ではバンコクが0.9%、南部が1.4%となり、前月をそれぞれ下回った。

労働力人口は4069万3700人、就業者数は前月比で68万2600人増の4029万1000人。産業別では◆農業=14.3%増の1297万3100人◆製造業=6.2%減の860万8700人◆商業・サービス業=1.9%減の1870万9200人――だった。

失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い2.3%まで悪化した。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にある。


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