【タイ】長城汽車のEV現地生産、来年1Qに開始へ

【亜州ビジネス編集部】

中国自動車メーカーの長城汽車(GWM)は、東部ラヨン県の工場で来年第1四半期に電気自動車(EV)の生産を開始する計画を明らかにした。8モデルを生産するとしている。同年のタイ国内EV新車販売台数は10万台に達し、前年見込み比で43%増加すると予測。現地生産で高まる需要に対応する。バンコクポストなどが伝えた。

現地法人の長城汽車タイランドによると、現地生産するEVの初のモデルは「欧拉(オーラ)」ブランドの「好猫(グッドキャット)」で、国内外に供給する計画。同モデルは中国からの輸入で2021年11月に発売し、これまでに累計8500台を販売した。

同社は21年6月末にタイ市場に参入し、これまで「哈弗(ハヴァル)」ブランドのスポーツ多目的車(SUV)などを販売してきた。先月末には「坦克(タンク)」ブランドのSUVを2モデル発売。2月の発表によると、今年は計5モデルを発売する計画で、タンクの2モデルの他は、欧拉ブランドのEVのスポーツクーペ「閃電猫(グランドキャット)」などを投入する。

同社は20年に米ゼネラル・モーターズ(GM)からラヨン県の完成車・エンジン工場を買収。現在は「H6」のハイブリッド車(HV)タイプなど哈弗ブランドのSUVを生産している。


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