【タイ】11月のCPIは0.4%低下、2カ月連続マイナス

【亜州ビジネス編集部】

商務省が7日発表した2023年11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比でマイナス0.4%だった。前年同月を下回るのは2カ月連続。政府の価格抑制策で電気料金や軽油価格が抑えられたほか、肉類など一部の食品も落ち込んだ。年間の上昇率について同省は、23年に1.4%前後となった後、24年に0.7%前後まで減速すると予測した。

11月は品目別で、電力(マイナス4.9%)が3カ月連続のマイナスとなったほか、原油価格の下落もあって車両用燃料(マイナス4.7%)の落ち込みが加速した。

また、衣類・履物(プラス0.03%)は衣類の値下がりで22年6月以来の低水準を記録。食品・非アルコール飲料(プラス0.2%)は3カ月ぶりのプラスに転じたものの、生鮮肉(マイナス20.1%)や油脂(マイナス8.9%)などが引き続きマイナスだった。一方、洪水で出荷が減った生鮮野菜(プラス5.3%)は値上がりした。振れ幅の大きいエネルギーと生鮮食品を除くコア指数(プラス0.6%)は、前月(プラス0.7%)を小幅に下回った。

1~11月のCPIは前年同期比で1.4%上昇した。同省は12月も前年割れが続くと予測。前年同期に高水準だった反動もあって、電力や軽油、肉類などの下落が続くとみている。一方、物価の上振れ要因として、観光業や輸出の回復、農産物価格の上昇、世界情勢の悪化に伴う原油価格の上昇などを挙げた。

23年の年間のCPI上昇率予測は1.0~1.7%とし、前月から据え置いた。また、24年はマイナス0.3~プラス1.7%と予測した。


亜州ビジネスASEAN
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