【タイ】11月のEV新車登録8934台、BYDがシェア5割

【亜州ビジネス編集部】

運輸省陸運局の集計によると、2023年11月の電気自動車(EV、7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は8934台だった。ブランド別では、9月末に新モデルを発売した中国EV最大手の比亜迪(BYD)が4524台でシェア50.6%を占め、5カ月連続で首位だった。

2位以下

◆中国・上海汽車の「MG」=1494台

◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=1134台

◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=790台

◆米テスラ=292台

◆中国・上汽通用五菱汽車(SGMW)=219台

◆独BMW=181台

◆スウェーデンのボルボ=133台

◆独メルセデス・ベンツ=33台

◆中国・北京宏瑞汽車科技の「ボルト・シティーEV」(中国名「小虎」)=26台


1~11月のEV新車登録台数は6万6557台。ブランド別では◆BYD=2万6405台◆ナタ汽車=1万1379台◆MG=1万1282台◆テスラ=7178台◆欧拉=5793台――の順に多かった。

BYDは22年11月にタイの乗用車市場に参入し、小型スポーツ多目的車(SUV)タイプのEV「ATTO3(元プラス)」を発売した。23年7月には小型EV「ドルフィン(海豚)」の納車を開始。9月末にはEVのセダン「シール(海豹)」を発売した。一方、ナタ汽車は22年8月に小型SUVの「ナタV」を発表してタイ市場に参入した。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る