【ベトナム】23年のバイク販売16%減、2年ぶりマイナス

【亜州ビジネス編集部】

ベトナムバイクメーカー協会(VAMM)は、加盟5社の2023年の国内バイク販売台数が前年比16.2%減の251万6212台だったと発表した。前年割れは2年ぶり。22年には新型コロナウイルス流行の反動もあって4年ぶりに増加したが、再び減少に転じた。VNエクスプレスが8日付で伝えた。

VAMMに加盟するホンダ、ヤマハ、スズキ、台湾のSYM、伊ピアジオの5社の販売台数を集計したもので、四半期ごとにみると、23年第1四半期から順に63万4688台、58万8926台、61万635台、68万1963台だった。

国内のバイク販売は、新型コロナ関連規制の影響で21年第3四半期に前年同期比45.8%減の36万7037台と大きく落ち込み、近年の底となった。その後は増加に転じ、22年第4四半期には83万台まで回復。ただ、物価高や景気減速で消費者が財布のひもを固くする中、23年は低調が続いた。

なお国内にはVAMM加盟メーカーのバイクのほか、ビンファストやペガの国産バイクに加え、カワサキ、独BMW、伊ドゥカティ、米ハーレーダビッドソンなどの外国ブランドも流通している。


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