【タイ】24年の広告支出、デジタルが初めてテレビ超え=MI

【亜州ビジネス編集部】

広告代理店のメディア・インテリジェンス(MI)・グループは、2024年の国内の総広告支出が前年比4.0%増の880億バーツに拡大するとの予測を明らかにした。4年連続で前年を上回る見通し。特にデジタル媒体による広告支出が拡大し、テレビなどの従来型広告を初めて上回ると見込む。24日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。

媒体別では、インターネットが10%増加する一方、テレビが2%減少すると予測。これにより総広告支出に占める媒体別の割合は、デジタル広告が45%に上昇し、テレビを主力とする従来型広告(印刷、ラジオ、映画を含む)の35%を上回るとみている。残り20%は屋外広告の見通し。23年は従来型広告が50%、デジタル広告が35%、屋外広告が15%だった。

24年の業種別の広告支出予測

◆美容・パーソナルケア=152億2700万バーツで最大

◆健康・ウェルネス=53億4600万バーツ

◆自動車=36億3300万バーツ

◆観光・レジャー=27億600万バーツ

◆金融・クレジットカード=20億6200万バーツ――が続くと予測した。

自動車では特に中国ブランドの電気自動車(EV)がけん引するとみている。


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