【インドネシア】三菱自、軽商用EVの販売開始

【亜州ビジネス編集部】

三菱自動車の現地法人ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)は、軽商用電気自動車(EV)「L100 EV(日本名ミニキャブEV)」の販売を開始したと発表した。ジャカルタ東郊の工場で昨年12月に生産を開始したモデルで、海外でのEV生産は初めて。当初の販売価格は3億2000万ルピア(約307万円)からに設定した。

同モデルはワンボックスタイプの軽商用EVで、駆動用電池をフロア中央の床下に配置するなど荷室容量を犠牲にすることなくEV部品を搭載。大容量な荷室の確保と、低重心化による優れた操縦安定性、良好な乗り心地を実現したという。物流業者などの需要を見込む。

MMKIは西ジャワ州ブカシ県に工場を構える。年産能力は22万台で、スポーツ多目的車(SUV)「パジェロスポーツ」や同「エクスフォース」、ミニバン「エクスパンダー」などを生産。従業員数は3900人に上る。


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