【マレーシア】JX石油開発、国営石油とガス田開発で生産分与契約

【亜州ビジネス編集部】

国営石油ペトロナスは2月28日、マレー半島東部トレンガヌ州沖の高濃度二酸化炭素(CO2)を含むガス田開発で、JX石油開発と生産分与契約を締結した。開発に伴って産出されるCO2は、JX石油開発のCO2を回収して地下に圧入・貯留する「CCS」技術を活用して地中に戻し、環境負荷を抑制する。

ペトロナスの探査・生産子会社、ペトロナス・チャリガリとJX石油開発が50%ずつ権益を取得する。両社は2022年12月に同ガス田開発の事業化に向けて、採掘技術の開発を共同で進めることで覚書を結んでいた。

JX石油開発は2020年4月~21年9月にかけて、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、ペトロナスと、CCS技術を通じてCO2を枯渇した近隣ガス田に圧入する共同研究を実施。その結果、CCS技術により環境負荷を低く抑えた形での天然ガス生産事業の実現可能性が高いと評価されたため、ペトロナス・チャリガリと開発の技術提案を進めることになっていた。


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