【中国】車メーカーの値下げ競争激化、年内継続も

【亜州ビジネス編集部】

足元で激化する中国自動車メーカーの値下げ競争について、北方工業大学・産業イノベーション研究センターの張翔・主任は、「2024年いっぱい続く可能性がある」との見通しを示した。中国新聞社などが15日付で報じた。

中国自動車市場で比亜迪(BYD)は24年初頭から「電比油低(ガソリン車より安い電動車)」という価格路線を打ち出した。3月までに民族ブランド、合弁ブランドが追随し、新エネルギー車(NEV)、ガソリン車が相次いで値下がりしている。一部のメーカーでは1日単位で価格が変動する状況も見られるほどだ。

値下げ競争は2023年にもあり、当時は排ガス基準に合わなくなる車両を売りさばきたいとの思惑もみられたという。今年の値下げについて、専門家はこれとは違う意味合いがあると指摘。「資金力のある大手メーカーが競争の激しい分野の車両を値下げして、他社を引き離そうとしている状況だ」と分析した。

また、業界関係者は「製品競争力が弱い企業が淘汰され、市場シェアはトップ企業に集中するものの、その代償は大きい」と指摘している。市場では今年、国内自動車大手10社のシェアが合計で約85%となり、向こう数年間でその他のメーカーのうち80%が淘汰されるとの予測もある。


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