【亜州ビジネス編集部】
カンボジア首都プノンペンに隣接するカンダル州で、ハイテク企業向けの工業団地「カンボジア・マレーシア・中国ハイテクパーク」が開発される。開発主体となるマレーシアの不動産会社IQIグローバルとカンボジアのプレミアム・ハウジング・グループがこのほど覚書を結んだ。総投資額は3億米ドルで、最終的な総面積は2000万平方メートルとする。クメールタイムズが21日付で伝えた。
プノンペン中心部から約10キロメートルの場所に開発する。まずは100万平方メートル、3億米ドル規模の工業団地とし、将来は2000万平方メートルまで拡張する。マレーシアや中国、その他国・地域の世界的企業の投資を呼び込む考えで、IQIは団地内にカンボジア人向けの職業訓練校も設置する。
不動産ポータルサイトを運営するシンガポールのエッジプロップと組んで企業誘致を図る。プレミアム・ハウジングの代表者は、開発を計画の期間内かつ予算内に完成させると意気込みを述べている。