【マレーシア】韓国との二国間FTA交渉、再開で合意

【亜州ビジネス編集部】

マレーシアと韓国の両政府は、2019年以降停滞していた2国間の自由貿易協定(FTA)交渉を再開することで合意した。ザフルル・アジズ投資貿易産業相が26日、クアラルンプールを訪れた韓国産業通商資源部の鄭仁教(チョン・インギョ)通商交渉本部長と会談し、合意した。聯合ニュースなどが同日付で伝えた。

韓国は既に東南アジア諸国連合(ASEAN)とFTAを締結。これにより韓国は91%、マレーシアは84%の輸入品目について関税を撤廃している。二国間FTAを締結することで、バイオやデジタル、サービスといった分野に対象を広げることを目指す。

一方、交渉は慎重に行うべきとの声がマレーシア国内で上がっている。アズミン・アリ元貿易産業相は、19年までの交渉は二国間協定により撤廃率を92%に引き上げる方向で進んでおり、これでは韓国が関税撤廃率を1ポイントのみ引き上げるのに対し、マレーシアは大幅な撤廃を強いられると指摘。関税収入減少や輸入増加といった犠牲にメリットが見合わない可能性もあるとし、経済効果の分析を入念に行った上で交渉を進めるよう提案している。

両国の23年の相互貿易額は243億米ドル。韓国にとってマレーシアはASEANで3番目、世界で12番目に大きい貿易相手国となっている。韓国からの輸出は石油、電気・電子、石油化学、機械、鉄鋼などの製品が多く、マレーシアからの輸出は電気・電子、液化天然ガス(LNG)、石油、金属、光学などの製品が中心となっている。


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