【亜州ビジネス編集部】
工業団地大手WHAコーポレーションは3日、アイシンの現地法人アイシン・パワートレイン(タイランド)(AIPT)との間で新たな太陽光発電の電力売買契約(PPA)を交わしたと発表。出力は1メガワット(MW)で、AIPTは年間で電気代を65万バーツ節約できる見通し。
WHAは、傘下で電力・水道事業を手掛けるWHAユーティリティーズ・アンド・パワー(WHAUP)を通じて25年契約を締結した。東部チョンブリー県のWHAイースタンシーボード2工業団地内の貯水池に浮体式の太陽光発電設備を設け、AIPTの工場に電力を供給する。25年間で二酸化炭素(CO2)排出量を1万5900トン削減できる見通し。
今回はAIPT向け太陽光発電の第2期となる。第1期では工場屋根に発電設備を設置。完成後の出力は2期合計で4.23MWとなる。
AIPTは工場でオートマチックトランスミッションを生産している。敷地面積は21万3000平方メートル、建屋面積は3万5000平方メートル。従業員数は約1000人に上る(昨年8月時点)。