【亜州ビジネス編集部】
荏原製作所は7日、米国のグループ会社を通じて、バンコクで建設が進められている再生航空燃料(SAF)工場向けにコンプレッサーを受注したと発表。政府系の製油大手バンチャークのSAF工場に、可変周波数ドライブ(VFD)と呼ばれる機能を備えたコンプレッサーを納入する。
工場建設を請け負うエンジニアリング大手のTTCLから受注した。工場はバンコク都プラカノン区に立地し、来年第1四半期の稼働開始を予定。タイ初のSAF工場になると見られている。生産能力は日量100万リットルで、使用済みの食用油を原料とする。
バンチャークは子会社のBSGFを通じて工場を開発・運営する。同子会社にはバンチャークが51%、同社傘下でバイオ燃料生産などを手掛けるBBGIが20%、植物油メーカーのタナチョーク・オイル・ライトが29%を出資する。