【亜州ビジネス編集部】
クレジットカード世界大手の米ビザが発表した「2023年消費者支払い動向調査」によると、タイ人の8割がキャッシュレス生活を送っていることが明らかになった。QR決済に対応する店舗数の拡大などが追い風となり、特に飲食店でのキャッシュレス決済の対応拡大が目立つ。また、1年前と比べて、持ち歩く現金を減額した人の割合は47%に上った。
月給1万5000バーツ以上の18~65歳のタイ人1050人を対象として23年10~11月に実施した調査の結果から推計した。回答者の81%が普段は現金を使用せず、平均で9日に1回の使用にとどまった。世代別では、18~23歳と24~39歳でキャッシュレス生活を送る人の割合がともに85%と高かった。
キャッシュレス決済への対応が拡大していると回答者が感じる業種は、飲食が79%で最も多く、他にコンビニエンスストアが67%、スーパーマーケットが64%、交通サービスが60%。