【ベトナム】三菱電機が冨士ベークの現法買収、FA機器の生産強化

【亜州ビジネス編集部】

三菱電機は24日、プラスチック製電機部品の製造などを手掛ける冨士ベークライト(本社:岡山県矢掛町)の現地法人の株式80%を取得し、合弁会社化すると発表。同法人にはこれまで小形低圧遮断器の製造を委託しており、買収によって自社の東南アジア向け製造拠点とする。域内のファクトリーオートメーション(FA)機器の需要拡大に対応する狙い。

来月1日から合弁会社の三菱電機FPオートメーション・ベトナムとして始動する。出資比率は三菱電機が80%、冨士ベークライトが20%となる。三菱電機はこれまで、主に日本で製造したFA機器を東南アジアに輸出していたが、需要拡大を受けて現地での生産体制を整備する。まずは低圧遮断器の製造から手掛け、来年1月には気中遮断器の製造も開始する。

今回買収された冨士ベークライトベトナムは2014年に操業を開始、ハノイ市近郊の第2タンロン工業団地(TLIP2)に工場を構え、三菱電機福山製作所(広島県福山市)の製造委託先として小形低圧遮断器の製造を手掛けてきた。


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