【タイ】スバルが工場閉鎖へ、来年以降は日本から完成車輸入

【亜州ビジネス編集部】

シンガポールに拠点を置く自動車生産・販売会社タンチョン・インターナショナル(TCIL)は、バンコク東部のスバル車の組立工場を閉鎖すると発表した。現地で販売する車両は来年以降、日本からの完成車輸入に切り替える。市場の変化に対応するため戦略を変更するとしている。

工場はSUBARU(スバル)と合弁のタンチョン・スバル・オートモーティブ(タイランド)が操業。タイ国内のほかベトナムとマレーシア、カンボジアにも出荷しており、4カ国全てで来年以降は日本からの輸入車販売に切り替える。現地報道によると、タンチョン傘下でスバル車を販売するTCスバル(タイランド)の幹部は、「事業を取り巻く環境の変化により、生産した車両を適切な価格で販売することが難しくなった」と説明した。また、完成車を輸入することで顧客により迅速に製品を届けられるとしている。

タンチョン・スバルにはタンチョンが74.9%、スバルが25.1%を出資。2019年にラックラバン工業団地で工場を開所した。敷地面積は10万平方メートルで、スポーツ多目的車(SUV)「フォレスター」を生産している。

タイ国内のスバル車の販売台数は、19年に3649台だったが、その後の市況悪化や中国製の電気自動車(EV)との競争激化で23年は1682台まで縮小、24年1~4月は前年同期比56.0%減の344台だった。


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