【タイ】5月の物価上昇1.5%、車燃料が1年4カ月ぶり高さ

【亜州ビジネス編集部】

商務省が7日発表した2024年5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で1.5%だった。前年同月を上回るのは2カ月連続で、前月から伸びが拡大した。原油価格の上昇などで車両用燃料(5.8%)の伸びが23年1月以来、1年4カ月ぶりの高水準を記録。また、猛暑による野菜や鶏卵の生産停滞も指数上昇の要因となった。

品目別では、食品・非アルコール飲料(1.1%)が前月から加速し、10カ月ぶりの高さとなった。インゲンマメやトマトなどの生鮮野菜(13.9%)が大きく上昇。卵・乳製品(3.5%)やコメ・粉製品・穀物(3.5%)も前月を上回る伸びだった。車両用燃料は、前年同月に低水準だった反動もあり、ガソリンやガソリン代替燃料のガソホールの値上がりが顕著だった。

一方、振れ幅の大きいエネルギーと生鮮食品を除くコア指数(0.4%)は2月以降に横ばいで推移している。

同省は6月のCPIについて伸びが減速すると予測、政府による電気料金の抑制策の効果が見込めるほか、雨期に入って野菜の値上がりが収まるとみている。景気減速で小売業者の製品値上げが難しいことも理由に挙げた。一方、地政学的リスクの高まりによる国際原油価格の上昇が警戒されると指摘した。24年の年間のCPI上昇率予測は0.0~1.0%(平均0.5%)とし、前月から据え置いた。


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