【インドネシア】東洋エンジなど、グリーンアンモニア生産で合弁契約

【亜州ビジネス編集部】

東洋エンジニアリングは19日、スマトラ島北部で計画するグリーンアンモニア生産事業の合弁会社設立に向け、伊藤忠商事、国営肥料メーカーのププック・インドネシアとの3社で株主間契約(SHA)を交わしたと発表した。ププックの既存工場を活用し、2027年ごろの生産開始を目指す。

3社は今年8月に共同開発契約(JDA)を締結し、基本設計(FEED)を進めてきた。今後は年内に合弁会社を設立し、来年中にも最終投資決定(FID)を下す。

ププックがアチェ州で操業する肥料工場に水電解装置を併設してグリーン水素を供給し、グリーンアンモニアを生産する。生産したグリーンアンモニアは、伊藤忠商事が船舶燃料として調達する。

東洋エンジニアリングは、実施場所となる工場を2000年代に建設した。今回の装置の建設も現地子会社を通じて担当する。将来はププックの他の肥料工場への横展開を目指す。


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