【ベトナム】ホシザキが冷蔵庫を現地生産へ、地場メーカーを買収

【亜州ビジネス編集部】

厨房機器のホシザキは19日、産業用冷蔵・食品加工設備メーカーの地場アジア・リフリジレーション・インダストリー(アリコ、本社:ホーチミン市)を買収すると発表した。株式51%を取得し、連結子会社化する。アリコの既存工場に設備投資も行い、2026年前半にホシザキブランドの業務用冷蔵庫の生産を開始する。ホシザキとして東南アジア初の生産拠点となる。

東南アジアの地域統括会社ホシザキ・サウスイーストアジア・ホールディングス(本社:シンガポール)と、現地法人のホシザキ・ベトナム(本社:ホーチミン市)を通じて、来年2月末に株式を取得する。アリコの市場知識とホシザキの業務用冷蔵庫の開発・生産技術を組み合わせることで、製品の品質強化や納期短縮につなげる。まずはベトナム向けに製品を供給し、将来は東南アジア各国へ広げていく。

アリコは、空調・電気設備工事大手シーレフィコの子会社として2007年に設立された。資本金は1200億ドン(約7億2000万円)。ホーチミン市のタンタオ工業団地に工場を構えている。


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