【亜州ビジネス編集部】
世界銀行(WB)は、「世界経済見通し(GEP)」の2025年1月版を発表し、東南アジアではベトナムやタイなど4カ国で25年の国内総生産(GDP)成長率予測を24年6月時点の予測から上方修正した。堅調な国内消費が域内の成長を下支えする一方、中国の成長鈍化などが下振れリスクになるとしている。
国別ではベトナムの6.6%が最高で、前回予測からの上げ幅(0.6ポイント上昇)も最大だった。このほか、◆タイ=2.9%◆マレーシア=4.5%◆フィリピン=6.1%――も上方修正した。一方、カンボジア(5.5%)など3カ国は下方修正。インドネシア(5.1%)は前回から据え置いた。
世界全体の25年の成長率は2.7%、東南アジアも含む東アジア・太平洋地域の成長率は4.6%と予測した。