【シンガポール】ポーラ化成、国立研究機関と培養皮膚の実用化研究

【亜州ビジネス編集部】

ポーラ・オルビスホールディングス傘下のポーラ化成工業は10日、個人の肌の性質を再現した培養皮膚組織「ミラースキン」の実用化を目指し、現地の研究開発(R&D)拠点がシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)傘下の研究機関と協業すると発表した。2029年をめどに商品・サービス化を目指す。

いずれもA*STAR傘下の研究機関であるシンガポール皮膚研究所(A*STAR SRL)、シンガポール製造技術研究院(A*STAR SIMテック)と協業する。A*STAR SRLとは、ポーラ化成がこれまで培った基礎知見をもとに化粧品成分評価に適するミラースキンを作製。一方、A*STAR SIMテックとは、これまで手作業だったミラースキンの培養を自動化し、大量培養が可能なマイクロ流体装置を開発する。

現地のR&D拠点は昨年に開設。国立研究機関や大学、機械・材料工学の専門家などが集まるバイオテクノロジー分野の研究施設「NSGバイオラボ」内に設けた。


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