【亜州ビジネス編集部】
SUMINOE(旧住江織物)は、中部アユタヤ県の工場に自動車内装材向けの合成皮革仕上げラインを新設すると発表した。投資額は1億6000万円を予定。中長期経営目標の重点テーマの一つとして「非繊維領域の強化」を掲げており、受注拡大に向けた取り組みを進める。
現地子会社のTCHスミノエがバンパイン工業団地内の工場に新たなラインを設ける。今年6月以降に設備の製作・設置を開始し、来年2月に完成させて4月に試運転を開始する予定。中国市場の地政学的リスクの高まりに対応する狙いもあるとしている。
同子会社は1994年設立。自動車用シート表皮材とカーペット事業を中心に手掛けている。