【ベトナム】中国・習主席が公式訪問、45件の協定に調印

【亜州ビジネス編集部】

中国の習近平・国家主席は14日、ベトナムを公式訪問した。トー・ラム共産党書記長やファム・ミン・チン首相らと会談し、供給網(サプライチェーン)や鉄道などの分野で計45件の協力協定が締結された。協定の内容は公表されておらず、詳細は不明となっている。ロイター通信などが伝えた。

習氏はチン首相との会談で、米トランプ政権の相互関税を念頭に「両国は一方的な威圧行為に反対すべきだ」と発言し、連携強化を呼びかけた。また、ベトナム共産党機関紙に掲載された寄稿文では、「貿易戦争や関税戦争に勝者はなく、保護主義はどこにも行き着かない」と主張した。

「米国を困らせる方法を模索」=トランプ氏

一方、トランプ米大統領は14日、中国とベトナムによる首脳会談の実施を受けて、両国が米国に損害を与える方法を模索するために協議していると主張した。記者団に対して、「私は中国もベトナムも責めない」とした上で、「『どうすれば米国を困らせることができるのか』を模索するような会談だった」と述べた。


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