【亜州ビジネス編集部】
ライオンは17日、持ち分法適用関連会社で医薬品メーカーのメラップライオン・ホールディングを完全子会社化すると発表した。メラップが持つ販売網やヘルスケア分野の有力ブランドと、自社のオーラルヘルスケア分野などの製品開発・生産技術力を融合させることで、さらなるシナジー創出と事業拡大を図る。
合弁相手の個人3人から7月にも株式計64%を取得する。購入額は非公表。ライオンは2023年に株式36%を取得し、持ち分法適用会社としていた。
メラップは19年設立の持ち株会社で、資本金は2240億ドン(約13億2200万円)。一般医薬品を中心にヘルスケア領域で有力なブランドを持ち、ベトナム全土の医療機関や薬局をカバーする流通網と販売力を備えるという。