【亜州ビジネス編集部】
堀場製作所は23日、ケダ州に半導体製造装置用の部品を生産する新工場を建設すると発表した。今年8月に完成し、来年1月に本格稼働する予定。同州や隣接するペナン州に欧米やアジアの主要な半導体関連企業が集積していることから、新たに生産拠点を設けて供給体制を強化する。
現地法人のホリバ・マレーシアを通じて、電子産業が集積するクリム・ハイテク工業団地(KHTP)内に工場を設ける。2階建てで延べ床面積は約1990平方メートル。半導体製造装置内でガスの流量を制御するマスフローコントローラー(MFC)を生産する。堀場製作所は同製品で世界シェアの約6割を持つという。
ホリバ・マレーシアは現在ペナン州に本社を構えているが、完成後は新工場に社屋を移転する。