【ベトナム】オカムラ食品、卸売り事業を開始

【亜州ビジネス編集部】

水産加工販売のオカムラ食品工業(本社:青森市)は24日、ベトナムで卸売り事業を本格開始すると発表した。これまで加工委託先の管理を主業務としていたホーチミン市の子会社を通じて手掛ける。同事業の海外拠点は5カ所目となる。

2020年設立の現地子会社オカムラ・トレーディング・ベトナムが販売部門を新設した。ベトナムでは以前から卸売り事業の開始を見据えて準備を進めており、今回その準備が整ったことで参入に踏み切った。

同子会社の資本金は約10億3600万ドン(約570万円)。オカムラ食品工業が全額出資している。ベトナムでは現地企業との合弁会社を通じて、日本食チェーン店「トーキョー・デリ」も展開している。

オカムラ食品工業は、海外ではシンガポール、マレーシア、タイ、台湾にも卸売り事業拠点を構えている。加工事業はベトナムの委託先とミャンマーの子会社で手掛けており、生食用のサーモンすしネタや焼魚、煮魚(サーモン、サバ)を扱っている。


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