【亜州ビジネス編集部】
米調査会社JDパワーが発表した2025年のタイ自動車初期品質調査(IQS)によると、新車の品質の高さの評価について、車種別の10部門のうちトヨタが4部門でトップとなった。他は三菱自動車と電気自動車(EV)中国最大手の比亜迪(BYD)がそれぞれ2部門で、ホンダといすゞが1部門でトップだった。品質に関する問題の報告は前回調査の23年から増加した。
調査は24年6月~25年1月に新車を購入した人を対象に実施し、4721人が回答。14ブランドの55モデルについて、外装や内装、走行性能、シート、エンジンなど8分野の不具合経験を集計し、車100台当たりの不具合指摘件数(PP)を算出した。数値が低いほど品質が高いことを示す。
トヨタは次の4部門で首位
◆コンパクトカー部門=「ヤリスATIV」(166PP)
◆小型スポーツ多目的車(SUV)部門=「ヤリスクロス」(165PP)
◆大型SUV部門=「フォーチュナー」(170PP)
◆ピックアップトラック・エクステンドキャブ部門=「ハイラックスREVOプリランナー・スマートキャブ」(188PP)
他の6部門の首位
◆多目的車(MPV)部門=三菱自動車「エクスパンダー」(178PP)
◆ピックアップトラック・ダブルキャブ部門=三菱自動車「トライトン・プラス・Dキャブ」(165PP)
◆新エネルギー車(NEV)乗用車部門=BYD「ドルフィン」(167PP)
◆NEV・SUV部門=BYD「ATTO3」(180PP)
◆エントリー・ミッドサイズカー部門=ホンダ「シティ e:HEVハッチバック」(167PP)
◆ピックアップトラック・シングルキャブ部門=いすゞ「D-MAXスパーク」(173PP)