【亜州ビジネス編集部】
国家エネルギー政策委員会(NEPC、委員長:ペートンタン首相)は6日の会議で、2025年9~12月の電気料金を1ユニット(キロワット時)当たり平均3.99バーツ以下に抑制する方針を決定した。エネルギー省やタイ発電公団(EGAT)、国営石油PTTなどと連携し、電気料金に含まれる様々な隠れコストの削減を図り、実現を目指す。同日付ネーションなどが伝えた。
エネルギー規制委員会(ERC)は4月30日、5~8月の電気料金を3.98バーツに引き下げることを決めた。3月末の会議で4.15バーツへの据え置きを決めていたが、国民の負担軽減を図る政府の指示で見直した。
5~8月の電気料金の引き下げは、EGATの利益水準を抑えることによって実現する。政府は4月初めの閣議で、政府予算を使わずに3.99バーツに引き下げる目標を設定していた。