【マレーシア】半導体産業の支援策を7月発表へ=投資貿易産業相

【亜州ビジネス編集部】

ザフルル・アブドゥル・アジズ投資貿易産業相は21日、半導体産業の成長促進を目的とした支援策を7月に発表すると発言した。現時点で詳細は明かせないとした上で、資金面での支援が必要であるのはもちろん、適切な政策枠組みが求められていることも理解していると述べた。同日付ジ・エッジ・マレーシアなどが報じた。

同相によると、半導体産業は昨年、輸出への貢献額が約1300億米ドルに上った。パッケージング・テスティング(封止・検査)分野でマレーシアの世界シェアは13%に達する。政府は地場半導体企業の成長に応じて先端技術分野の強化を図っており、世界的なサプライチェーンに(供給網)での地位向上を目指している。

翌22日にはシンガポール半導体産業協会(SSIA)からマレーシアに対し、今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国として「ASEAN半導体産業連合」の設立を主導するよう呼び掛けが行われた。シンガポールの製造と研究開発(R&D)、マレーシアの封止・検査、ベトナムの製造能力の台頭、フィリピンの川下工程、インドネシアの市場など、各国の強みを結集すれば世界の半導体供給網で東南アジアの役割を強化できると訴えている。


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