【インドネシア】JAPEX、スマトラ北部で天然ガス田の権益取得

【亜州ビジネス編集部】

石油資源開発(JAPEX)は22日、スマトラ島北岸の天然ガス開発事業に参画すると発表した。北スマトラ州の「グバン鉱区」の権益50%を取得する。鉱区内にある既発見・未開発の「スチャンガン・ガス田」で2027年の生産開始を目指すと共に、新規ガス田の探査も進める。一方、ジャワ島東部海域の探鉱・開発事業からは撤退する。

グバン鉱区の権益は、ジャワ東部海域の事業で合弁を組む地場エネルギ・メガ・ペルサダ(EMP)から取得する。事業会社の株式売買について22日に契約を交わした。今後は両社の折半出資で事業を手掛ける。

同鉱区には複数の既発見・未開発ガス田が存在し、さらなる探鉱ポテンシャルも期待されるという。EMPは15年に権益100%を取得して事業を進めてきた。

JAPEXは一方、ジャワ東部海域の「カンゲアン鉱区」から撤退する。全保有権益25%を合弁相手のEMPに売却することで同日に契約を交わした。今後はEMPの100%出資となる。


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