【亜州ビジネス編集部】
日清オイリオグループは27日、パーム油生産などの地場ペットシーウィチャイ・エンタープライズ(PCE)と合弁でバンコクにパーム油販売会社を設立すると発表した。成長が続く東南アジア市場で販売拡大とプレゼンス向上を図る。
7月をめどにニッタイ・スペシャリティ・オイルアンドファッツを設立し、10月にも営業を開始する。資本金は5000万バーツで、PCEが60%、日清オイリオグループのマレーシア子会社インターコンチネンタル・スペシャリティ・ファッツ(ISF)が40%を出資。ISFグループが持つ加工技術とPCEの供給網を活用し、原料調達力や製品販売力を高めて販売拡大を図る。PCEは一方、日清オイリオグループと組むことでタイの日系企業に販路を広げたいとしている。
ISFは1980年設立。マレーシアのクアラルンプール首都圏に2カ所の工場を構え、パーム油脂と特殊油脂を生産販売している。一方、PCEは84年設立で、パーム油を生産販売するほか、倉庫や陸上・海上輸送の物流サービスを一貫して手掛けている。





