【タイ】JFEスチール、冷延鋼と亜鉛めっき鋼の現法2社統合

【亜州ビジネス編集部】

JFEスチールは27日、熱延鋼大手サハウィリヤ・スチール・インダストリーズ(SSI)などと合弁の現地法人2社を統合すると発表した。冷延鋼板生産のタイコールドロールドスチール(TCR)を存続会社とし、亜鉛めっき鋼板生産のタイコーテッドスチールシート(TCS)の全事業をTCRに移管する。一体的な運営により、営業・マーケティング機能の向上や、製品の品質、供給能力の強化を図る。

10月1日をめどに統合する。TCRとTCSの大株主であるJFEスチールとサハウィリヤ、伊藤忠丸紅鉄鋼の3社がこのほど合意した。TCSは全事業の譲渡後に解散手続きを開始する。TCRの株主構成は事業譲受後も現状を維持する。

3社は1990年にTCRとTCSを設立した。TCRは自動車や家電、TCSはOA機器や家電、自動車などの業界に製品を供給。SSIの熱延鋼と合わせ、一貫した鉄鋼サプライチェーン(供給網)を構築している。

TCRの資本金は48億1600万バーツで、株主構成は◆サハウィリヤ=35.19%◆JFEスチール=34.47%◆JFE商事=1.57%◆伊藤忠丸紅鉄鋼=25.10%◆住友商事=1.25%◆豊田通商=1.22%◆豊田通商タイランド=0.35%――など。2024の売上高は133億5900万バーツだった。


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